そもそもなぜをサイエンス 1
村松 しづ子 著 / 大橋 慶子 絵 大月書店
・科学や自然のふしぎが好き♡ or 解き明かしたい人♪
・天文宇宙検定の勉強をはじめる,している、もっと基礎力をつけたい人
・科学とか難しい…と拒否反応でやすい人
天文宇宙検定1級合格をめざして、理数系の基礎を小学生レベルから学び直していたら、ピッタリの絵本を見つけちゃいました (しかもシリーズもの♡)
同じような状況の方いるかな? いてもいなくても!(笑) 天文宇宙検定テキストの関連する級と章(2023年現在)も記載して、【そもそもなぜをサイエンス】シリーズまるごと、順々にご紹介します📖✨
ぜひこの本で、あなたの中にもある「なぜなぜ??をサイエンス」の知的好奇心を刺激してくれる、わくわくの世界をのぞいてみてください♪🧪⚗️🤩
目的
理数系の基礎つくりはもちろんのこと
パラパラとページをめくってみた時に、眼球の絵があったので👀 眼球のしくみからプリズム(光)のとらえ方を分かりやすく知れるかな♪と、心そそられるとともに
以前、山崎直子氏の著書「夢をつなぐ」「なおこ、宇宙飛行士になる」等を読んでからずっと心に残っていた、ISSからディスカバリー号に乗り、地球に帰還した時の状況を表した
まだ、重力が少し重く感じられましたが、それは、大切なことを達成した後の疲労感のような、心地よい重さだったのです。
迎えてくれたのは、ふわりと漂う風でした。
そして、滑走路の脇の木々から運ばれてくる緑の香り。宇宙船の中の人工的な空気とは違う、本物の自然の空気。さらに、優しい太陽の光でした。
(途中省略)
「Welcome back Naoko!」と書かれた小さなフラッグと、バラの花束。その何とも言えないかぐわしい香り。そして、優希のにおい。
「なおこ、宇宙飛行士になる」角川つばさ文庫 より抜粋
の一文を思い出し、「空はどうして青いのか」に載っている、大気のない月空の写真と地球の比較で、地球の大気があるがゆえの自然の美しさ、素晴らしさをゆっくり味わい楽しんでみよう. と読んでみました.

目次
●空はからっぽ?
●私たちは地球の表面から宇宙を見ている
●地球の表面には大気がある
●光は直進し、そのみちすじは見えない
●光は物のさかい目で折れまがる
●太陽の光には、さまざまな色の光がふくまれている
●私たちは、反射した光の色を見ている
●人間はどのようにして色をとらえているのか
●空が青く見えるわけ
●夕やけ朝やけが赤いのはなぜか
●雲はどうして白いのか
●虹はなぜ雨上がりに見えて、七色なのか
●大気がない月の空は、昼間でもまっ暗
●金星の空もまっ暗、火星の夕やけは青い
●海が青いのはなぜ?
●地球が青く見えるのは…
●太陽からの光と熱
●地球の大気の厚さはとてもうすい
●もしも大気がなかったら
YUKA的コメント / 天文宇宙検定テキストとの関連
●空はからっぽ? 🧣🕳️
古代人の観念は天文宇宙検定テキスト3級2章に詳細掲載あり.
「からっぽ?」の発想が今の自分にはなくなってたなと. 以前より思考が固定化してきてるかも?という気づきと「なぜほかの色でなく青色なのでしょうか」の問いかけが印象的でした.
●私たちは地球の表面から宇宙を見ている 🏙️🌃☉
●地球の表面には大気がある
地表から1,000㎞までの大気圏(外気圏含む)の説明があり、天文宇宙検定テキストは400㎞までの説明だったので、更に詳細がわかる(天T3級8章 / 4級0章 )
●光は直進し、そのみちすじは見えない 💡∀🔦
●光は物のさかい目で折れまがる ☕🎣
●太陽の光には、さまざまな色の光がふくまれている △
太陽光とプリズムは、天文宇宙検定テキスト2級4章(天T2-4)3級4章(天T3-4)とリンクしていて、テキストの理解をしやすくしてくれました.
●私たちは、反射した光の色を見ている🐈⬛🐈
光の違いを生み出す「反射」と「吸収」も(天T2-4)とリンク.
●人間はどのようにして色をとらえているのか
やっぱり面白かった!眼球(網膜細胞)と光の3原色は(天T2-4)と関連.
4色型色覚の世界を見てみたい気持ちでいっぱいに! ✨ (余談:ネット検索したら「コンチェッタ・アンティコさん(画家) / カルフォルニア州」のお話がヒットしました)
●空が青く見えるわけ **6
「光の散乱」倍率が、この本と天文宇宙検定のテキストでは違いがあり「?」になりましたが、大気分子と「光の散乱」は(天T3-4)の理解をしやすくしてくれました.
●夕やけ朝やけが赤いのはなぜか 🌎
通過する大気距離と光の散乱の絵がとても分かりやすく、(天T3-4)の理解を深めるサポートをしてくれました.
●雲はどうして白いのか
素粒子大好きな私には、水分子・雲つぶ・雲・雨つぶのお話はとてもわくわくで、「もっと知りたい!」と好奇心を刺激✩「雲はどうして白いのか」←その発想なかったな…
●虹はなぜ雨上がりに見えて、七色なのか
雨つぶとプリズム(屈折)のお話は(天T3-3 / 天T4-2)とリンク. このページを見ていたら、ダブルレインボーって主虹・副虹があるけど、副虹が下に現れない理由をしりたいなと.
●大気がない月の空は、昼間でもまっ暗
光の散乱と大気のない月・宇宙について紹介されているこのページの写真と、その前後にある「虹」「海や洞窟」「日没」などの写真を比較し、改めて、地球の貴重さ・「今ここ」にある沢山の奇跡・美しさ・素敵なものたちを、じっくり感じて味わいたい✨再確認したいな✨という、今回この本を読み始めた1番の目的のページ♡
●金星の空もまっ暗、火星の夕やけは青い
金星&火星の大気と地表 は(天T4-2,3 / 2-3,9)とリンク. 金星に探査機は「着陸」したのだっけ? Check!!
●海が青いのはなぜ?
水中における光の吸収・青のグラデーションについて教えてくれるこのページのお写真の美しいこと。.:*・゚゜旅行に行きたくなります ww 子どもの頃に一度は抱くであろうこの質問、とても分かりやすく答えてくれています✨
●地球が青く見えるのは…
🌎表面70%海だからというお話はよくありますが、海の中に入った光や海以外にとどいた光の話を教えてくれます.
●太陽からの光と熱 🏠
吸収された光はどうなるの? 物が光を吸収することを「利用」した例や、太陽から🌎に届く光の割合と働きを、数字を使って分かりやすく教えてくれます.
●地球の大気の厚さはとてもうすい 🍊
「宇宙から見た日没と地球の大気」の写真がとてもキレイ. ちなみにラップの平均厚さは(0,008~0.01㎜)だそう.
●もしも大気がなかったら
オゾン層の働き・大気と水の循環/氷の世界・温暖化という、一見複雑に考えてしまいそうな内容について&私たちが世界規模で抱えている地球の環境問題について、サラッと、とびきりシンプルにわかりやすく説明してくれています.
感想
特に何か問題提起などをしているわけでもなく、ただただ、「空はどうして青いのか」について淡々と書き綴られているだけなので。。。ひたすら夢中になって読みあさっていた私に突如おとずれた【奥付】ページ… 😯😮
「え⁉ これで終わり⁉」と笑ってしまいました. ++
「ここ、天文宇宙検定テキストで出てきたな~」とか「それについて、今まで全然考察したことがなかった!」「ここでこう話がつながるんだ!」など、この先の天文宇宙検定1級に関連していくことや、4~2級の基礎かためになるお話がたくさん綴られていて、全体像やこれからのことを考えながら楽しく読めました♪
が。 が。が。が。。。
読めた・知ったことと(Input)、覚えていること・応用していけること(Output)は別問題なのでOutputのくり返しを… して.. するならば… するように ..てんてんてん …( -_-) 遠い目 … 笑+
ラストの一文
私たちが青空を美しいと感じるのは、大気中の物質が生物に適したバランスを保っている証だからなのかもしれません
「空はどうして青いのか」P39より抜粋
が、日常生活の謎や課題を紐ほどいてくれ、心にの残る素敵な一冊となりました.
ぜひあなたも手に取って、地球という特別な星が織りなす奇跡の数々をのぞいてみてください📖✨
記憶定着のQ
☝
See you♡🐈