「ダ・ヴィンチ」

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天才⁉︎科学者シリーズ 8 時代を先取りした左手

ルカ・ノヴェッリ 文,絵 / 関口英子 訳  滝川洋二 日本語版監修

こんな人にオススメ♪

・人生の楽しみをもっと深く味わえるようになりたい

・IQとEQ両方高めていきたい

・科学の歴史とか…科学者とか…公式とか…覚えたいけど苦手. だけど好きになりたい

・天文宇宙検定の勉強をはじめる,している

・地学、理数系、自然の摂理などに興味がある

天文宇宙検定1級合格をめざして、理数系の基礎を小学生レベルから学び直していたら、ピッタリの絵本を見つけちゃいました (しかもシリーズもの♡) 第2弾‼


天文宇宙検定1級のテキスト読んでみても相変わらず「問」とか「演習」とか全く理解できず・ズ・zu …💀オワッタ の日々を送っておりますYukaLabo主. 📡⚗️

小学生レベルから始めればその物語や分かりやすさから、公式や定理に興味がでて少しずつでも理解が深まるのではないか…(1級受験はまだ遥か先のおはなし ww)

✨ きっと、こんなわたくしにも優しく理解をうながしてくれるのではないかと、淡い期待をこめ新しくGetしてきた小学生むけのこども本【天才⁉︎科学者シリーズ】

同じような状況の方いるかな? いてもいなくても!(笑)  【天才⁉︎科学者シリーズ】➀~⑩までまるごと、順々にご紹介します📖✨

ぜひこの本で、あなたの中にある知的好奇心を刺激して、「なぜ?どうして?」「それって本当⁉」「もっと知りたい♪」という、わくわくの世界をのぞいてみてください♪🧪⚗️🤩


この本を読むまでは、レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば「モナ・リザ」の絵画を描いた人物. 程度の知識しかありませんでしたが

自然の中で経験を伴いながら・・・・・・・・学んでいけることのすばらしさ・効率のよさ・現実的さ(活用度の高さ)に、改めてうらやましいなという憧れ

「読み書き」ができる. それだけで人の噂や思い込みに流されず、自分で考察・記録し、調べた沢山のことを身に付け現実的に役立てていける.  自分次第で人生の自由を手に入れられるベースなのだということの再認識

③「自然は先生」「心にたくさんの歓びと愛を持って生きろ」とよく言うけれど、自然の中であふれる好奇心、観察力・感性高め育った幼少期 → フィレンツェで見たこともない、美しい絵画や彫刻・建築etc…一流の世界と出合っていく感動

④コンタクトレンズや自転車、ヘリコプターや戦車、何世紀も先取りした技術を考案

臼砲きゅうほうや大砲の攻撃から防ぐための最先端の城をつくっただけでなく、ペストを流行らせないよう下水や道路・運河を整備した理想都市の設計をしていた

など、多くの深い発見がありました💡✨

死体を解剖(解剖学)・波の観察、〇〇〇を使ったイタズラ… …パーティーの演出… …etc…etc… 中味が濃ゆい本でございます.

  


    

巻末のレオナルド・ダ・ヴィンチ用語集で

芸術(アルテ)

レオナルドにとっての「芸術」とは、古代ギリシアや古代ローマの人びとが考えていたのとおなじように、「ものごとをうまくこなす能力」を意味していた。

そのため、どんな作品をつくるときも、すばらしい才能だけでなく、もっている知識と技術をすべてつぎこんだ。

レオナルド・ダ・ヴィンチ用語集 P92より

「ものごとをうまくこなす能力」を意味. と記述があるその通りに

芸術の分野でも、科学の分野でも、技術の分野でも、レオナルドは伝説的な存在として語りつがれています。

レオナルドが考察や発明をのこさなかった分野はないと言われているほどです。

18.フランスでの、おだやかな晩年 P82より

という具体的内容の数々を、これでもか!これでもか!と次々に紹介してくれ「こんなことも、これ程のレベルでできたの⁉」😲と感服せざるえないお話が詰まっています📖✨

皆様の周りにも「この人凄すぎん⁈」と感じる方いませんか✨

普段、宇宙飛行士の方々の訓練や勉強などについてお話を聴くたび、尋常ではないその才能っぷりに感化されますし、知り合いに「この方絶対宇宙人ww」と感じる素晴らしい方がいて「どうしたらそんな(他の人には真似できない)ことが当たり前にできるのだろう??」「中身どうなってるの⁇」と何年も研究していますが… …ww

↑現代のそんな方々を優に超え、また、当時の名立たる芸術家や建築家・科学者etc…と共に生き、競ったりしながらも、時代を変える功績を残し何百年と名をのこす「天才科学者」の凄ーーーーーーーーーーーーーーーい深さというものを、あらためて感じれる一冊でした.

   

本書のP22から語られる、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の巨大なクーポラ(丸屋根)につける天球儀てんきゅうぎ建設の話の中で、

師匠のヴェロッキオからの伝言を、地上80メートルのところで仕事をしている棟梁とうりょうのところまで、伝えにきたんだ。

(途中 省略)

高いところから見おろすと、フィレンツェの町はほれぼれするほど美しかった。道を歩く人が、アリみたいに小さく見える。

ぼくの時代には、エレベーターなんてない。だから上までは、はしごをのぼっていくか、建築資材といっしょに、クレーンでつりあげてもらうしかなかった。

4.働きながら技術を学ぶ P23より

とあり、読んでいてフッと「ダ・ヴィンチが観た、ほれぼれするほど美しいフィレンツェの景色とは、いったいどんな感じなのだろう?」と疑問が浮かびYoutube検索して観てみました。

今までもフィレンツェに限らず「大聖堂」の様子は、何かの拍子にサラッ~と見て「すごい迫力」と感じたことはもちろんありましたが、ダ・ヴィンチの身を想像して真面目に観てみると… …

大聖堂のクーポラから眺めるフィレンツェの町の美しさに呼吸が深くなりました✨

大きな川と芸術の街フィレンツェ. 壁もドアも装飾品や色・形、1つひとつに深い意味があり、神々しい輝きを放つ一流の作品たちがひしめくこの地と出会ったダ・ヴィンチの感性はどれだけ感化されたのか、イメージしてみるだけで細胞がざわざわ・わくわくしてきました(笑)

   

巻末の「監修者より」の言葉に

なぜ、レオナルドがこのように色々なことに挑戦したかは、彼の生まれた土地、育った時代、どんな都市をわたり歩いたか、その時代が直面していた課題にレオナルドがどう取り組んでいたかを知ることで初めて理解できます。

その点ではこの本はレオナルドを理解するのに大切な本になると思います。またこの本は他の本ではあまり紹介されない「科学」の側面に焦点を当てて書かれています。

P110. 「監修者より」から抜粋

とありましたが

⚫︎彼の生まれた土地・育った時代

⚫︎どんな都市をわたり歩いたか

⚫︎その時代が直面していた課題

などは、まだまだ考えが及ばず、知りたいこと・調べてみたいことがあふれてきて、ヴィンチ村やフィレンツェに行ってみたいなと感じました ✈✨

「⚫︎レオナルドがどう取り組んでいたかを知ること」に関しては、感覚的ではありますがこの本で何となく感じ取れることができました. が。まだまだ知りたいことがいっぱいで、今後が楽しみです📚✨

「生かさず殺さず」な世界から「貫いた生き方」へ移行したい方にも参考になるかも.

こちらのシリーズほぼ全ての本について言えることですが、最初に時代背景がかかれているので物語の内容が理解しやすくてたいへん助かります.

素人にはこの説明があるのと無いのでは、読み解くまでに大きな差がでるかと.

   


なお、こちらのシリーズは全部で10冊ありますが、それぞれの科学者が生きた時代順にならべると

⑨・④・⑧・①・⑦・⑥・②・⑩・⑤・③ 

となります。頭の中を整理させながら読みたい方は上記順番に読むのもおすすめです♪

   

    

    

     

      

     

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